さらに周りの様子がはっきりすると・・・・・うさぴー少佐は、すぐ目の前にユウ・オートモ中佐
はっつぁんが乗った突撃艇が進んでくるのに気づきました。いつの間にか、手には星姫様と
同じ扇子も持っています。
 
「え〜と・・・・・思い出したぴょん!どうやらボクらはP268あたりに戻ってきたらしいぴょん。」
 
「うん、わたしもおおよその座標と時間がわかったわ。」
 
アリスとうさぴーは、お互いにほっとした表情で頷き合います。
 
「じゃあ、わたしは火星基地へ向かうから・・・」
 
「うん。宇宙の戦いが落ち着いたら、またお茶でものもうぴょん♪」
 
「ええ、きっとまたね!だけどちょっと何かのフラグっぽい台詞じゃない?」
 
アリス大佐はくすくす笑って、おどけた仕草で手を振ります。
 
 
 
 
「あれ?うさぴー少佐!いつの間に?」
 
突撃艇のボンネットに乗っていたはずのうさぴー少佐が、いつの間にか前方を漂っているのに
気づいて、ユウ中佐は少なからず驚いたようです。
 
「ごめん、ごめんぴょん。ちょっと知り合いにあったから、話をしてたんだぴょん。」
 
「あぁ、うん。そうだっけ??わかったけど、ちゃんと乗ってないとあぶないよ。」
 
訝しげな表情で、ユウ中佐は首をかしげました。
 
「あれはクリス型アンドロイドの・・・え〜と、クラリス大佐だっけ、、」
 
アリス大佐だぴょん。いつかユウちゃんにも、アリス大佐と不思議な平行世界のお話を聞かせて
あげるぴょん♪」
 
うさピー少佐は身軽に宙返りして、突撃艇のボンネットにぴったりと着席しました。
 
 
 
 
 
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平行世界のアリス編 完成記念