「こ・・・これはなんなんにゃ〜!」
 
 
集中治療室に駆け込んだみぃなさんの目にとびこんできたのは、やどらんと
ランちゃんのカラダから、異様に伸びてからみあったツルと、ふたりのちょうど
真ん中で真っ白なモヤに包まれて立つオレンジ色の不思議な人物でした。
 
 
やどらんのツルとランちゃんツルは、火星基地から救出されたときの切り
口から再び成長したもののようです。よく見ると、2人のツルはところどころ
くっつきあっており、カベの中の機器や、真ん中の見慣れない人物ともくっ
ついています。
 
「・・・この人はイッタイだれなのにゃん?」
 
オレンジ色の人物は、メガネを取ったランちゃんのようにも見えました。
でも、アタマのぐるぐるやカラダの色など、やどらんの特徴も持っています。
 
「わたしが人間になったとき、諸尾博士がおしえてくれたエンジェルそっくり
だにゃ〜・・」
 
事態の異様さも忘れて、みぃなさんはシバシ見とれてしまいました。
 
 
 
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