イヤポポリスに夜がおとずれました。
やどらんとランちゃんが入院しているイヤポポリス中央病院では、ちょうど
元ねこ人造人間の看護婦みぃなさんが夜間の巡回をしているところです。
もともと夜行性の本能を持っているみぃなさんには、交代勤務はまったく
苦にならなかったし、暗い場所でも良く見える目は、院内の省エネにも
効果がありました。高めのヒールをはいても、物音ヒトツたてずに歩ける
みぃなさんは、患者さんたちにフシギがられていたけど、こうして夜中に
ソット見回るのにはとても都合がよかったのです。
「ぽぽりんさんと潤子ちゃんは、控え室で寝ていたにゃ。・・・あにゃ?」
ぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴ
「警報がなってるにゃ〜!か、火事かにゃ?!」
真っ暗な院内を半ばまで見回ったとき、とつぜんメザマシの電子音の
ような警報が、院内いっぱいに鳴り始めました。
みぃなさんは本能的にナニヤラ怪しい気配を感じて、集中治療室の
方へ駆け出しました。
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