『・・・あぁ、だんだんしゃべるのもつらくなってきた。アタマもなんだか
モヤがかかったみたいに、ボンヤリしてきたよ・・・
 
そうだ!ナゼいちばん先に言わなかったんだろう!?やっぱりこの
宇宙植物に、意識も支配されてるのかなあ・・・
 
この宇宙植物は、どうやら知能を持ってるらしい。しかも、ぼくらの
心を、読めるみたいなんだ!ぼくらの死角から音もなく根っこが
近づいて、気がついたときはもう・・・』
 
 
「ぽぽりん!!」
 
「おお!?  い、いかんっ」
 
 
『・・・捕獲されたとき、すぐ根っこを切っちゃえば、助かるかもしれないけど、
こっちの攻撃はぜんぶ読まれちゃうんだ。ぁ、タキオン粒子ピストルなら
少し時間をさかのぼって攻撃できるから、ひょっとして勝てるかも。』
 
 
タキオン粒子ピストル!!潤子ちゃん、タキオン粒子ピストルぢゃ!
ラセン中尉が勧めてくれたぢゃろう?
バックパックにはいっちょったら、スグ出して撃つんぢゃ!」
 
 
 
タキオン粒子ピストルを持ってる?
 
「え、持ってないよ~!」
 
「ちゃんと持ってるわ!」
 
 
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