ヴオオオオオオオオオオオオオオン!!
 
 
「えッ!?あれ・・・?何が起こったの」
 
突然自分たちの周りに小型艇が出現し艇内に収容された星姫様
クリス大佐は、あまりの唐突さに目をまん丸にして驚きます。
 
「星姫様、クリス大佐殿!私はピヨピヨ軍戦闘ロボットピヨリーナ隊
指揮官、ポッポ・コバト少佐だポッポ。7号機の要請により、お助け
いたしますポッポ!」
 
「ピヨピヨ軍機??」
 
驚いて顔を見合わせる二人に軽く会釈して、コバト少佐は続けます。
「7号機を救ってくださり、感謝していますポッポ。」
 
「姫様、クリス大佐殿〜!!一大事でござるッ!」
コバト少佐の挨拶にかぶるように、彗星丸の伊19号のけたたましい
通信が星姫様の通信機を通して届きます。
 
「彗星丸貨物室のピヨリーナ殿から話は聞いたでござるが、今すぐ
現在の光学式着艦制動装置のコースから離脱するでござる!
このままでは制動装置に敵機と判定され、途方もなく加速されて
レールガンさながら、弾き飛ばされてしまうでござる〜ッ!!」
 
エッ!?
 
 
ハッとして前方を見なおした三人は、次の着艦制動フレームがすぐ
目の前に迫っている事に気づきました。
 
 
 
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