「隊長、星姫様クリス大佐を救助してほしいピヨ!隊長側で何か上手い
方法はないピヨ?」
 
手旗信号の要領で伝えられた状況を基に、ポッポ・コバト少佐は冷静に
対応策を考えます。
 
「了解したポッポ。幸いピヨピヨ軍には機体ごとテレポーテーションする技
術があるから、図のように正確に方向とスピードを一致させて2人の場所
へジャンプすれば、この艇内へキャッチできるはずだポッポ。」 
 
 
「わかったピヨ!隊長、成功を祈るピヨ。」
ピヨリーナ7号機は、狭い彗星丸の貨物室内で隊長へ敬礼を送ります。
 
「え〜と・・・7号ちゃんがいる船の前方に、、よし、見つけたポッポ。」
探知装置に映る2人を見ながら、慎重に自機の方向とスピードを調整し、
ぴたりと一致した瞬間、ポッポ・コバト少佐は操縦桿のテレポーテーション
スイッチを押しました。
 
ン・・
 
テレポーテーション装置が勢いよく起動されると、見る見るうちに視界いっ
ぱいに明白色の光が広がります。
 
「よーしッ、腕の見せどころだポッポ!」
 
 
 
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