ピヨリーナ7号機!7号ちゃん、どこにいるの?返事してポッポ!!」
 
彗星丸の貨物室の中で、ピヨリーナ7号機は不意に自分を呼ぶテレ
パシー通信を受信しました。
 
ポッポ・コバト少佐だピヨ!隊長、ここだピヨ〜!彗星丸の貨物室だ
ピヨ〜!!」
ピヨリーナちゃんも一生懸命テレパシー通信で応答しますが、宇宙都市
蓬莱へ衝突した際の故障で、微かなテレパシー波を発信できただけ
でした。
 
「・・・あ、見つけたポッポ!7号ちゃん、見つけたポッポ!!」
微かなテレパシーの発信元を追って、彗星丸の貨物室をスキャンした
ポッポ・コバト少佐は、ようやくピヨリーナ7号機のシルエットを見つけ
出しました。
 
「アンテナの形が正規と違うから、出力が出せないみたいだポッポ。
スキャニングで私からシルエットは見えてるから、手旗信号の要領で
応答するポッポ!」
 
 
これを聞いたピヨリーナ7号は、狭い貨物室内で壁を壊さないように
慎重に、一言ずつ信号を送ります。
<ページ175以来だから、17年ぶりだピヨ!隊長、お懐かしいピヨ>
 
「何をメタな事を言ってるポッポ!あなたの無断出撃から、ピヨピヨ星
時間で17時間だポッポ。無事で何よりだけれど、まずは状況を報告
せよポッポ。」
 
それから、ピヨリーナちゃんはL25号と相撲したこと、宇宙都市蓬莱
へ衝突し星姫様に謁見したこと、彼女が地球とピヨピヨ星の和平の
を握ることを1つずつ、簡潔に伝えていきました。
 
 
 
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