「あぶない!」
 
とっさに身をかわした星姫様は、燃料切れで動力を失ったまま一直線に
向かってくるクリス大佐の直撃を、すんでのところで避けることができました。
 
 
ズザザアアァッッ・・・・!!
 
居合わせた全員がアッと思う間もなく、クリス大佐の右舷電波探知機
ぎりぎりで直撃を避けた星姫様のマントの端へ引っかかり、星姫様ごと
彗星丸の進行方向へ放り出されていきます!
  
伊19号光学着艦制動装置発動!急いで!!」
 
「がってん承知ッ!」
 
 
 ズバババババッ!!
 
伊19号の操作で、彗星丸の進行方向にいくつものレーザーフレーム
投影され、規則正しく並び始めます。
 
「姫様!光学着艦制動装置は、自艦へ着艦しようとする見方機を
シルエットで識別するため、レームごとに設けられたテーマに
適合するポーズをとる必要があるでござる!健闘をいのるでござ
るよ!!」
 
「わかったわ。最初のフレームのテーマを伝えて!」
 
クリス大佐と星姫様は、勢いよく最初のフレームへ向かっていきます。
 
 
 
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