「ユウちゃん、街だぴょん!」
梯子をどんどん登って行ったユウ・オートモ中佐とうさぴー少佐は、
妙にしんとした街の中にやってきました。
「ラッキー!あの、遊んでるお嬢ちゃんに道をきいて、さっさと艦隊に
帰るぴょん。」
「待って、うさぴー少佐!」
かけだすうさぴー少佐を、訝しげな表情でユウ中佐が呼び止めました。
「確かに街だけど、何かが・・・・何かちょっと変だわ。パースがおかしくて、
立体として成り立ってるか、ものすごい不安な気がするの。」
「ドンマイ、ユウちゃん。こういう場合は、キリコ先生に敬礼して、素直に
道をきけばいいんだぴょん。」
うさぴー少佐の自信満々な表情に、ユウ中佐もちょっとほっとした表情で
応えます。
「うん、確かに、キリコ先生に敬礼したほうがいいっぽいよね。」
二人は、キリコ先生がいそうな方角に向かって、直立不動の姿勢で敬礼
すると、少女らしい人物を追って大急ぎで駆け出しました。
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