「で、緑の魔術師氏にはどこへ行けばお会いできますか?」
 
アリスの問いに、帽子屋は上空を指さして言います。
 
「緑の魔術師は大洋オケアノスの彼方にある大陸に住んでいるんだ。でも、大丈夫。
ほら!あの大陸間横断飛行船で行けば、1ヶ月ぐらいで辿り着けるだろう。」
 
 
アリスとうさぴーが上空を見上げると、大きな飛行船が、ちょうど赤の女王城の真上に
到着したところでした。
 
おおお〜ぉ!みごとな飛行船だぴょん!」
 
「これ乗っていいの?無賃乗船で怒られないかな」
 
「紹介状があれば大丈夫。さあ、行った行った!」
 
帽子屋たちにせかされるように、ふたりは縄梯子を登り始めます。
 
ポンポンポンポーン♪
 
「赤の女王城のみなさん、こちらは大陸間横断飛行船です。お乗りの方はお急ぎ
願います」
 
飛行船からのアナウンスを聞きながら、アリスとうさぴーは縄梯子をどんどん登っていきます。
 
 
 
 
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