「見て、うさぴー。お城だわ!」
「どこだぴょん?ボクにも見せてちょうだいぴょん」
アリスがうさぴーを頭にのせて肩車すると、うさぴーにも、雲の上に聳える大きな
お城が見えてきました。
「わあ!!大きなお城だぴょん!」
「わたしが思うに、あのお城はね、、」
珍しく、アリスが重々しく見解を述べます。
「ノイ○ュバンシュタイン城の幻の完成予想図、または浦安のシンデレラ城だわ。」
「なるほど、そういう風に見えなくもないぴょん。」
うさぴーはひとしきり感心したように頷いてから、おもむろに言いました。
「でも、アリス亜空間でお城といったら、赤の女王か、白の女王のお城だぴょん。」
「オーケー、行ってみましょう。女王様なら亜空間からの出口を知ってるかもしれないわ。」
アリスはうさぴーを肩車したまま、お城の門へと続いているらしい階段を上っていきます。
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