「わあっ!!ク、クリス大佐!!」
 
ガガガッ!
 
ピーーーーーーーーーー・・・・・・・・・・
 
衝突と同時にすさまじい電気的な衝撃音を上げると、二機のクリス型アンドロイドは
激しいショックで電子頭脳がシャットダウンしてしまいました。
 
 
「クリス大佐!トリス大佐!!」
 
ユウ中佐たちがびっくりして目をぱちぱちしている間も、意識を失った
地球艦隊最精鋭の二機のクリス型アンドロイドは、彗星丸から放りだされて
互いの手足がからまったような姿勢で宇宙空間をどんどん進んでいきます。
 
「ユウ中佐、大丈夫だぴょん。クリス型アンドロイドは、どんな過酷な状況でも
生き残るように設計されてるから、じきに電子頭脳が自動的に再起動して
復旧するぴょん!」
 
「うん・・・。では、うさぴー少佐たちは星姫さまを介抱して、闘いが終わった
事を伝えてね、、わたしは、クリス大佐たちの救援の手配をするから、、」
 
「わかったぴょん!」
 
うさぴー少佐が、疲れはててがっくりと膝をついた星姫さまのほうに向かうのを
確認すると、ユウ中佐は戦艦チョモランマの電探室に向かうため、駐機してある
突撃艇に向かって駆け出しました。
 
 
 
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