「トテモ高イ塔ガ見エマ~ス♪」
ロケット族の少年の声に驚いて、みんなは塔が見えるという入り口に集まってきました。
「おおお・・・」
白壁の回廊に囲まれた広い空間の中央に、ひときわ高い美しい塔が聳えています。
「わたしも、見るのは初めてだけど、、この塔はもしかすると・・・」
「きっとそうぢゃ!第三回廊とアミダタワーにちがいなさそうぢゃの!」
四人は、さまざまな様式が組み合わさったような不思議な塔をしばらく見つめていましたが、
夕凪中佐が、ふと我に返った様子でぽぽりんにたずねます。
「どうしますか、、すぐ塔に行ってみますか?」
「そうぢゃの・・・キャロルキャットさんもアミダタワーに向かっちょったし、ドラゴン旅客機の
みんなを連れてこんといけんの。塔にあるという大きな図書館と、最上階の銀色の物体を
探すのはそれからぢゃ。」
「わかりました。ここは空母国外らしいので、わたしたちも空母瑞鳳にもどって許可をもらった
ほうがよさそうです。」
四人は、いったん空母瑞鳳にもどって準備してからまた来ることにして、グレートハーン遺跡
の迷路のような階段を、ふたたび戻っていきました。
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