「おおお!やっと最上階ぢゃ♪♪」
遺跡の階段を上ったり降りたりしながら、ようやく四人は最上階の小さな部屋に到
着しました。
「あれれ??何か変な感じがするけど・・・・」
2メートル四方くらいの部屋にはそれぞれの方角に向かって入り口があり、入り口
ごとに別々の景色が広がっています。
「あの塔は見覚えがあるの。あれはアミダポリスの外で見た塔ぢゃ!」
「こっちは タクラマカン湖 みたいだよ^^。」
「登ってきた方の入り口からは、グレートハーン遺跡がみえてますね、、」
不思議な光景に、四人はしばらくぼうぜんと顔を見合わせます。
「・・・・これも、時空間圧縮技術なんぢゃろうか?」
ぽぽりんのことばに、小首をかしげながら夕凪中佐が答えます。
「私にも正確なところはわからないけど、この部屋は第一回廊の最上階でもあるし、
タクラマカン湖のほとりの建物でもあるし、同時にグレートハーン遺跡の最上階で
もある〜、みたいに時空間が積み重なってできてるのかも・・・。もしかしたら、秘密の
通路というのはこの部屋なんじゃないかなあ♪」
「きっとそうかも^^。 グレートハーン国は この技術で大帝国を 作ったんだね^^。」
みんなは、りょう中佐の推理に大きくうなずきました。
「ロケット族のきみ、そっちはどこにつながっちょるかの?」
「コッチハ、コレマデ見タコトノナイ場所デ〜ス!!!!」
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