空母瑞鳳は、空母国ロボット連邦の国境線に沿って、大きな森林地帯
上空を進んで行きます。
 
「うを?!森林の中に都市が見えて来たの。」
 
ぽぽりんが目をこらすと、森林の中に立ち並ぶビル群はゆっくりと移動して
いるように見えました。
 



 
「おおお!!街が動いちょる!」
 
ぽぽりんの唖然とした様子に、夕凪中佐は笑顔で答えます。
 
「あ、あれは国境地帯に住んでる、ロボット系住民の小学生たちですね、、
おそらく、ロボットビル族の小学生が登校してるところでしょう。ほら、みんな
黄色い帽子のようなドームが屋上にあるでしょう♪♪」
 
「ほんとぢゃ!・・・たまげたの。」
 
ぽぽりんはシュールな光景に驚愕しましたが、こどもたちののどかな通学
の様子に、しばし心が安らぐ気がしました。
 
 
 
 
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