空母瑞鳳は月の軌道を離れると、再び地上の空母国に帰還しました。
 
「おおお・・・アミダタワーは、まだずっと遠いんぢゃろうか。」
 
艦橋の屋上にある防空指揮所で夕日を眺めながら、ふとぽぽりんがつぶやくと
傍にいた夕凪中佐りょう中佐が、にっこりして言いました。
 
「ぽぽりんさん^^。とおいと おもえば とおくなる^^。ちかいと おもえば ちかく
なるんだよ^^。」
 
「空母瑞鳳は国境警備艦だけど、国境線は第三回廊に近い場所もあるんです。
元気をだして、行けるところまで一緒に行きましょう♪」
 
夕凪中佐は、空母瑞鳳の歌を歌い始めます。
 
 
空母瑞鳳の歌
 
 
いつか見た地平線 遠い雲の彼方には
 
ああ いにしえの伝説の国が広がる
 
行手には 幾千の山聳え 谷が続く
 
鳥は歌い 獣たちは駆け巡る
 
さあ 行こう! マストには僕らの旗 翻し
 
羅針盤が指し示してる 方角へ
 
 
 
星々の歌う海 あざやかな月の光
 
ああ 海原に吹き渡る太陽風
 
木星の重力で加速して アンドロメダへ
 
ああ 疲れたらケンタウリ座で一休み
 
さあ 行こう! デッキにはピカピカの艦載機
 
太陽風の波越えて 空の果て
 
 
 
 
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