「うを!?何かが接近してくるようぢゃ。」
砂漠の上空をしばらく飛行して、そろそろ空母王国上空にさしかかると
思われるころ、雲の合間から空飛ぶ大きな船がドラゴン旅客機に接近
してきました。
「あれは空母ぢゃ!航空母艦が、自分で空を飛んぢょる!!」
互いの距離が近づくにつれ、艦の全長にわたる大きな飛行甲板や、煙
突と一体構造になったアイランド型の艦橋が明瞭に識別できました。
「ドラゴン旅客機のみなさ〜ん!こちらは空母国の国境警備艦瑞鳳で
す。入国手続きは、こちらに着艦ねがいま〜す♪♪^○^)/」
空母の艦橋にある拡声器から、陽気な声が話しかけてきました。
「むう、、何という陽気な声ぢゃ!まるで顔文字付きでしゃべっちょるよ
うな感じぢゃ。」
「空母王国は、いつの間にかずいぶん近代化して、空母国になったら
しいプラ!」
「どうやら、入国手続きが必要みたいですね、、ビザもパスポートも持っ
てないけど、ひとまず着艦してみましょう。」
キャロルキャットさんの声に一同がうなずくと、ドラゴン旅客機はゆっくり
と瑞鳳と名乗る飛行空母に接近していきました。
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