「よし、出発ぢゃ!!」
 
ドドーーン!ゴロゴロゴロゴロ 
 
翌朝早く、四人を乗せた連節式自動旅客機ドラゴンは、再び雷鳴のような
エンジン音をとどろかせてタクラマカン市のあるオアシスを飛び立ちました。
 
「わあ!わたし、タクラマカン市から出るのは生まれて初めてだプラ♪」
 
「ボクもだよ。タクラマカン市の外って、どんなところかなあ♪♪」
 
ドラゴンの屋根の上で、プラムマカぴょんは楽しそうにはしゃいでいます。
 
 
「まっすぐ進むと、空母王国の上空でしたね、、」
 
キャロルキャットさんは、ドラゴンの行く手を見つめながらつぶやきました。
 
「空母王国・・・・一体どんなところぢゃろう?」
 
「わたしにもわかりません。きっと、行ってみればわかるわ!」
 
「うん、そうぢゃの。」
 
大きくうなずくと、ぽぽりんもドラゴンの行く手に目を凝らしました。
 
砂漠の上空には、青い空が広々と、地平線まで続いています。
 
 
 
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