「あ!あれがタクラマカン湖なの!?」
「おおお・・・本当にさまよっちょるの!」
プラムの案内でタクラマカン湖の岸辺に到着したキャロルキャットさんと
ぽぽりんは、大きな生き物のような姿でさまよう湖の水に仰天しました。
「水中に、たくさんの魚が泳いぢょる・・・・一体、湖に何が起きたんぢゃ?」
ぽぽりんの問いに、プラムは首をかしげて答えます。
「ある日突然、湖の水が意思を持って動き始めたんだプラ。私たちには、
原因は皆目見当がつかないプラ、、」
「この街は、時空間圧縮で作られた砂漠地帯の中心にあって周りより少し
圧縮比が高いんだけど、さらに街の中心にあったタクラマカン湖には大きな
エネルギーが集まっていたのかもしれないわ。湖の水は、大エネルギーに
さらされるうちに、いつのまにか生命と意思をもつようになったのかも・・・」
「そうかもしれんの。ぢゃが、このままでは街の人も湖自身も困るぢゃろう」
キャロルキャットさんの推理を目を丸くして聞いていたぽぽりんは、意を決
して湖のほうへ歩き出しました。
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