「うん。旅は道連れと言うけえの。プラムとやら、いっしょに行こう!
というわけで、ワシはぽぽりんぢゃ。」
「わたしはキャロル・キャットです。どうぞよろしく♪」
「わあ、ぽぽりんさん、キャロル・キャットさん、ありがとプラ!」
こうして、プラムも第三回廊めざしていっしょに旅することになりました。
「ところで、タクラマカン市が無人なのはなんでぢゃ?プラム、きみが
みんな食ったんか?」
ぽぽりんが怪訝そうにたずねると、プラムは少しさびしげに微笑み
ました。
「まさか・・・。実は、この街の中心にあるタクラマカン湖が、このごろ
徘徊するようになって、水源が安定しなくなっちゃったんです。街の
みんなは、隣りのゴビ市やロプノール市にほとんど引っ越してしまっ
て・・・・。」
「おおお!彷徨える湖か!?」
「ぽぽりんさん、出発する前に少し湖を調べてみたほうがよさそうね。」
3人は、彷徨える湖タクラマカン湖を調べるため、街の中心へ向かう
ことにしました。
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