ぽぽりんとキャロルキャットさんを乗せた連節式自動旅客機ドラゴンは、
広大な砂漠の上空を、第三回廊めざして進みます。
砂漠のあちこちには、オアシスや集落が点在していて、そこには大勢の
人々が住んでいるようです。
「さすがは大陸なみの砂漠ぢゃの!とてつもない広さぢゃ。」
地平線の彼方まで続く砂漠に、ぽぽりんは改めて驚きの声をあげます。
「ところでキャロルキャットさん、第三回廊へはどのくらいで着くんぢゃろう?」
ドラゴンに乗ってしばらく進んだころ、ふとぽぽりんがたずねました。
「そうですね・・・ ドラゴンのスピードでも、まる一昼夜くらいでしょうか、、」
「一昼夜もかかるんかね!ドラゴンには、車内販売とかはないんかの?」
キャロルキャットさんは、ぽぽりんがおなかが空いてきたのに気づきました。
「もう少し進んだら、大きなオアシスがあるから、そこで夕食にしましょう!
もうじき日も暮れるし、今日はそこで休んでまた明日、第三回廊に向かう
ことにしましょうか。」
「おお!すばらしいアイデアぢゃ!」
やがて、ぽぽりんたちの行く手に大きなオアシスが見えてきました。
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