「ぽぽりんさん!ぽぽりんさん!」
星姫さまの衣装のまま、大急ぎで突撃艇に飛び乗ったユウ中佐とうさぴー
少佐は、無線の出力を最大にして何度もぽぽりんに呼びかけます。
「ユウちゃん、ぽぽりん氏から応答はあったぴょん?」
「いいえ、、ぽぽりんさん、クリス大佐とぶつかったショックで、キゼツしてる
んじゃないかなあ、、」
ふたりは、なおもぽぽりんを追跡しますが、距離がいっこうに縮まりません。
「思ったよりスピードがでてるみたい、、ぜんぜん追いつけないよ。」
「どうするぴょん?このままじゃ、ボクら燃料ぎれで艦隊にもどれなくなっちゃ
うぴょん!!」
うさぴー少佐とユウ中佐は、困ってしまいました。
「・・・もっとスピードがでる、大型艦で出直すしかないみたい、、もしかしたら
救出まで時間がかかるかもしれないから、ぽぽりん氏の宇宙服を遠隔操作で
冷凍冬眠モードにして、位置を発信する信号をオンにしておきましょう、、」
「了解だぴょん!ボクはすぐに戦艦チョモランマの司令部に捜索を依頼する
ぴょん!」
その場でできる限りの手を尽くすと、二人は何度もふりかえりながら、彗星
丸に引き返していきました。
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