「後北条元帥!重力刀をゲットしてまいりましたぴょん!!」
宇宙戦艦チョモランマの格納庫に飛び込んだうさぴー少佐たちは、大急ぎで
艦橋に駆け上がると、露天艦橋に向かおうとしていた元帥に量産型重力刀を
さしだします。
「おお!これはまさしく・・・しかし、どうやってこれを!?」
びっくりして目を丸くする後北条元帥に、うさぴー少佐はちょっと得意げに説
明しました。
「実は、星姫さまの乗り物彗星丸で、量産型を売ってたんだぴょん。」
「そうか!!でかしたぞ、うさぴー少佐!」
重力刀入手の知らせに、周りの艦からも一斉に歓喜の声が上がります。
「わ〜い、やったね、うさぴー少佐♪」
「だんな、超イカスでやす♪♪」
「これで、ピヨピヨ星人との戦いも収まるだろう・・・あとは、このことを一刻も
早く星姫とクリス大佐に知らせなければ。」
「クリス大佐ニ通信ヲ送ッテイルノデスガ、激烈ナ戦イノ最中デ気付カナイ様
子デス。ポポリン氏トトリス大佐ノ突撃艇ガ、現在彗星丸ヲ追ッテイマス!」
モリス大佐の状況説明を聞いて、うさぴー少佐は長い耳をピンと立てて言い
ました。
「元帥、ボクらが伝えに行きますぴょん。量産型重力刀は2本買ったので、
一本お貸しくださいぴょん!」
「うん、うさぴー少佐、たのんだぞ。」
元帥は大きくうなずくと、うさぴー少佐の肩に手を置いて言いました。
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