「うわ 〜!!」
  
うさぴー少佐がさしだす量産型 万能扇子を、ぽぽりんがつかみ、
受け渡し成功・・・と思った瞬間、扇から手をはなすタイミング
わずかに遅れたうさぴー少佐は、ユウ中佐とはっつぁんもろとも
彗星丸のエアロックから放 りだされてしまいました!
  
「わああ、、うさぴー少佐!!」
 
「うさぴーのだんな、万能扇子を しっかりつかむでやす!あわて
ずに、しっかりつかんだら、扇の要の留め金を、トリプルクリック
してくだせい!!」
  
はっつぁんの無線通信を聞いて、うさぴー少佐は必死で万能扇
子をつかむと、急いで留め 金を操作します。
 
カチ、カチ、カチッ!
 
 
 
 
 
 
すると、今まで扇型だった万能扇子がのような形に開い て、
傘を向けた方向に進み始めるではありませんか!
  
「万能扇子の第三の形態、宇 宙傘でやす。手に持って宇宙
遊泳するときに使うモードで、傘を向けた方向に進みやす。
傘の開き加減で、速さも調節できやすよ♪」
  
ユウ中佐は、ぽぽりんが盛んに前 方をゆびさしているのに
気づきました。
  
「うさぴー少佐、このまま戦艦 チョモランマまで行きましょう!
ぽぽりん氏たちが、方角を知らせてくれてるみたい♪」
  
「オッケーだぴょん♪ユウちゃんもはっつぁんも、しっかり
足を持ってるぴょん!」
  
宇宙傘を全開に して、うさぴー少佐たちはトリス大佐の突撃
艇を追い越し、ぐんぐん前へ進んでいきます。
 
 
 
 
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