トリス大佐ぽぽりんが二人乗りの突撃艇でしばらく進むと、ゆくてに
彗星丸らしい船影が見えてきました。
 
「あれはいったい・・・!?」
 
星姫さまの重力刀とクリス大佐の光子エネルギーサーベルが切っ先を
交えるたびに、無数のまぶしい閃光が飛び散り、彗星丸の周辺の空間
を埋めつくしているようです。
 
 
「おおおお・・・まるでお花見ぢゃ!宇宙のお花見ぢゃ!!」
 
「もう、ぽぽりんったらノンキな事を。クリス大佐は、命がけで戦ってるって
いうのに。・・・・・だけどぽぽりんの言うとおり、本当に桜の花みたい!」
 
彗星丸と並航しながら、二人は少しの間あざやかな宇宙のサクラに
見とれていましたが、すぐにトリス大佐はアクセラレータを回して、慎重に
彗星丸に接近を開始します。
 
「ぽぽりん、戦闘準備よ!タキオンピストルの安全装置を解除して、衝撃
にそなえてね。」
 
 
 
もどる       Topへ       すすむ