ギュイイィィーーン!!
ズバババババババ!
クリス大佐と星姫さまが猛烈に戦い始めると、星姫様を乗せた彗星丸も
上下左右に激しい戦闘機動を開始しました。
「わあぁ〜!!」
「うさぴー少佐、しっかり!!」
機体の激しい動きで座席から放り出されたうさぴー少佐をキャッチしようと
して、ユウ中佐も船室の中を上へ下へと飛び回り始めてしまいました。
「ピヨ〜!!恐いピヨ〜、、」
ピヨリーナちゃんも、機体後部の貨物室のトビラから泣きながら顔をのぞ
かせます。
「ユ、、ユウちゃん!ボクはユウちゃんをずっと本当の家族のように
思ってるぴょん。ボクが必ず守ってみせるぴょん!!」
「ありがとう、うさぴー少佐。わたしも同じ気持ちだわ・・ていうか、
星姫さまもクリス大佐も、私たちから見るとどっちも味方だし、
なんとかうまく収める方法があるんじゃないかなあ、、」
「そうそう、そうだよユウちゃん。急いで考えるぴょん!」
星姫さまの重力刀とクリス大佐の光子エネルギーサーベルが交錯
するすさまじい閃光の中でふたりが話していると、コクピット側のドア
からはっつぁんが飛び込んできました。
「アテンション・プリーズでやす、お客人!ただいま当彗星丸は戦闘
中でやす。どちらさまもシートベルトをおしめになってくださいやせ。
キャビンの装甲は砲撃にも充分耐えられやすし、緊急時にはキャビ
ンがまるごと脱出カプセルになっておりやす。ピヨリーナ殿も、多少
狭いかもしれやせんがどうぞキャビンにお入りになってくだせい!」
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