「蓬莱市ノ姫ヨ!」
 
クリス大佐が、内蔵無線機を通して星姫様に呼びかけます。
 
「私ト勝負シマショウ。モシ私ガ勝ッタラ、ソノヲ当方ニ譲ッテイタダキタイ。」
後北条元帥とペンダー中将の会話を受信していたクリス大佐は、重力刀を賭
けて戦うよう、星姫さまに要望しました。
 
 
 
「・・・いいでしょう。だけど、もし私が勝ったら、地球軍とピヨピヨ軍は即刻この場で
和議を結び、これ以上蓬莱市の庭でもあるこの空域を荒らさないとお誓いいただ
きたい。よろしいか」
 
「了解」
 
星姫様側の要望にクリス大佐が短く応えた瞬間から、ふたりの勝負は始まりま
した。クリス大佐の突撃艇星姫様の彗星丸は、再び間合いを詰め始め、急速
に接近していきます。
 
 
 
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