メカお輿に乗って出発した星姫さま一行は、蓬莱市第三工廠の
大型ロボット専用ドックで修理中の、ピヨリーナちゃんのお見舞い
に行くことにしました。
 
ピヨピヨ!おすもうロボットに乗ってた人たちだピヨ、、ふたりとも
無事だったピヨ♪」
 
修理が進み、すでに電子頭脳が意識を回復しているピヨリーナ
ちゃんは、メカお輿のユウ中佐うさぴー少佐を見つけると、うれし
そうに話しかけてきました。
 
「ピヨピヨ星のバレリーナさんも、無事でなによりだぴょん♪」
 
「わたしの名前は、ピヨリーナ7号機だピヨ。よろしくピヨ♪♪」
 
 
「わあ、こちらこそ♪・・・だけど、なんだか宇宙でおすもうとってた
時と、雰囲気がちがうような気がするけど・・・」
 
小首をかしげるユウ中佐と、ピヨリーナちゃん、それにうさぴー少佐の
三人の顔をゆっくりとみまわしながら、星姫さまが静かに語りかけます。
 
「ピヨリーナさん、はじめまして。わたしは星姫といいます♪・・・ピ
ヨリーナさんは頭からエネルギープラントに衝突して、小破状態で
したので、頭部のアンテナや上半身の装甲板を、この星の材料で
換装して修理したんです。復旧後のぐあいは、あとでエネルギー
充填後にゆっくり試してみてくださいね。
 
ところで、私からも、みなさんにおたずねしたいのですが・・・。」
 
「そうそう、、わたしたち、宇宙でおすもうをしてたんです、、」
 
ユウ中佐は、蓬莱市に衝突するまでの出来事を詳しく話し始めました。
 
 
 
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