(ああ・・・もう燃料がなくなりそうだピヨ・・)
 
いくつもの惑星の軌道をめぐり、ようやく地球へとまっすぐに向かう
コースに乗ったところで、とうとうピヨリーナちゃんは燃料切れ
動けなくなってしまいました。
 
「わあ、ピヨピヨ星のロボットさん、しっかりして!」
 
「ぼくらのL−25号も、燃料はもうほとんどないぴょん。
しっかり手をつないで、軌道をまっすぐに保つんだぴょん!」
 
宇宙空間で離れ離れになってしまわないように、ウサピー少佐は
L−25号のマニピュレータを使って、ピヨリーナちゃんの両手を
しっかりとつかみます。
 
 
「最後の燃料は、地球か月に着陸する時のためとっとかなくっちゃ
いけないぴょん。エンジンを止めて、惰力で飛行を続けるぴょん」
 
「そうね、、きっと、大丈夫よね・・」
 
不安な気持ちでしばらく飛行を続けるうち、前方にかすかな
明かりが見え、L−25号の無線機に通信が飛び込んで
きました。
 
「・・・ユウ中佐、こちらミャア少佐だにゃん。聞こえるかニャ〜、、
新型の月面シャトルで、救援に来たのにゃあ〜♪」
 
 
 
 
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