「ぴよぴよ艦隊ハ拡散隊形ノママ、我ガ艦隊後方ヘ移動中。」
「了解、トリス大佐。我が方の損害は?」
「戦艦まなするトきりまんじぇろガ被弾。戦闘続行ハ可能。」
「第47斉射、弾着!ぴよぴよ軍大型戦艦ニ命中ヲ確認・・・」
ガーン!ガガガガガガガガガガ・・・
射撃指揮装置をモニターしているクリス大佐の声が終わるや否や
金属を引き裂く大音響とともに、戦艦チョモランマの天井を突き破り
ピヨピヨ軍の主砲光線がブリッジの内部に飛び込んで来ました!
「ぴょ〜!」
被弾個所のすぐ近くにいたぽぽりんとトリス大佐は、大きな衝撃に
はじき飛ばされて光線砲の開けた破孔から、宇宙空間へ放り出さ
れていきます。
「わぁ〜!!ぽぽり〜んッ!」
「潤子ちゃん落ち着いて!クリス大佐、被害状況は!?」
「敵主砲光線ガ艦橋に命中、艦底マデ一気ニ貫通サレマシタ!
戦闘不能、機関制御不能、反応炉圧力上昇中。爆発シマス!!」
「むうう・・」
一声うなると、後北条元帥は迷わず旗艦の移転を決意しました。
「潤子ちゃん、ぽぽりん氏はトリス大佐と一緒ならきっと大丈夫ですぞ。
それより一刻も早く、2番艦アンナプルナへ待避するのです。クリス
大佐、総員に退去命令!」
「トリス大佐ノ無線通信を受信。ハジキトバサレタぽぽりん氏ヲ発見
シタトノコトデス・・・コレヨリ司令部ハ戦艦あんなぷるなニ移乗シマス。
総員退去!」
後北条元帥、クリス大佐に続いて、潤子ちゃんも後ろ髪を引かれる
思いで電送機をくぐって2番艦に移乗して行きました。
すべての乗員が電送機で退去し終わった直後、艦橋部分でほとんど
前後に切断されるほどのダメージを受けた戦艦チョモランマは、機関の
制御を失って大爆発を起こし轟沈したのです。
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