いや〜ん司令、潤子ちゃん、ぽぽりんの3人が幻術から醒めるとすでに黄色
とピンクのピヨピヨ星人はテレポーテーションで撤収してしまった後でした。
 
「いかん!ヤツら今度は全軍事力を投入してくるぢゃろう。大至急、地球艦隊
に警報を出すんぢゃ!」
 
「警報なら宣戦布告メールが来てすぐ伝えてあるゾー。艦隊は現在、第3ラグ
ランジェ宇宙泊地に集結しているはずだパオ。」
 
「潤子たち地球防衛隊も行ってみよう!」
 
3人は直ちに桃十字タワー42階の電送室に向かって走ります。
 
****
 
宇宙戦艦チョモランマへようこそ!地球艦隊217隻、既に燃料・弾薬の補
給を完了しいつでも出撃できますゾ。」
 
地球艦隊の旗艦、戦艦チョモランマのブリッジは前後左右・上下を巨大な
モニターで囲まれ、まるで宇宙空間に直接浮かんでいるような感じです。
 
 
 
 
 
 
「さすがは今年竣功した新戦艦、すごい設備だパオ!あなたが後北条元帥だ
パオ?」
 
「そうです、イヤポポリス司令いや〜ん閣下。地球防衛隊のみなさんが旗艦チ
ョモランマのブリッジに到着した瞬間から、全地球軍がみなさんの指揮下に入
りました。私は地球艦隊の統括者後北条元帥、黒髪のアンドロイドは情報参
トリス大佐、朱色の髪は作戦参謀クリス大佐です。」
 
「参謀のおふたりは、見た目潤子より若い感じだけど・・・」
 
「私タチハ全艦ニ配置サレテイルくりす型あんどろいどノ1号機ト2号機、軍歴3
0年ノべてらんナノデス。学習型こんぴゅーたハアラユル作戦デキットオヤクニ
タテルデショウ。」
 
朱色髪のクリスが話す間、3次元レーダーディスプレイを見つめていた黒髪の
トリスが急に緊張した声を上げました。
 
「土星軌道上ノぴよぴよ艦隊ニ動キガアリマス!」
 
 
 
 
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