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いや〜んが保健室を見回すと、壁の解剖図の顔が潤子ちゃんになっていて、苦しそうにもがいています!
「ぱ・・ぱお!?潤子ちゃん・・・!」
「その声はいや〜ん司令ね!潤子いつのまにか身動きできなくなっちゃって・・・目も霞んでよく見えないの。なんだかスゴク寒いヨ・・・。ワタシ、どうなっちゃってる?いや〜ん司令、教えて!」
(これはどう見ても壁に貼ってある絵だゾー・・・!潤子ちゃん、絵にタマシイを封じ込められてしまったパオ)
「だ、大丈夫だゾー!ピヨピヨ星人の攻撃で、神経がシビレてるだけだパオ。何ともなってないゾー!」
意識がシッカリしている潤子ちゃんにショックを与えないよう、いや〜んはウソをつきました。
「そう・・・ヨカッタ。ホントは身体がなくなってるんじゃないかって、スゴク怖かったの・・・」
保健の先生は、冷たい微笑を浮かべながらふたりのヤリトリをじっと眺めています。
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