バキ!ガガガガ・・・
 
ぽぽりんは、全身を揺さぶるはげしい衝撃で目をさましました。
 
おお!?なんぢゃ?じしんか?
 
あわててちいさい星を調べると、ぽぽりんが寝ていた反対側に
変な物体が衝突して、くいこんでいます。
 
「こ・・・これは!・・・明らかに人が作った機械ぢゃ~!!」
 
 
 
 
そばに行ってもっと調べると、本体らしい部品に、説明や異星文明に
向けたメッセージを刻みこんだ金属板が、取り付けてあります。
 
ヴォイジャー1号!  ・・・1970年代にNASAが打ち上げた、惑星
探査船にまちがいない。太陽系の惑星を調査したあと、未知の外
宇宙に向かったときいたことがある・・・  」
 
ぽぽりんは、地球へかえる手がかりを求めて、ヴォイジャーの航行
記録をさがしました。
 
「内蔵コンピュータは、まだ使えるかもしれん・・・ぢゃが、ワシには
キーボードもディスプレイもない! 読み取ることは不可能ぢゃ」
 
ぽぽりんは少しガッカリしましたが、とても大きな手がかりを得て
勇気と気力をとりもどしていました。
 
少なくとも、ヴォイジャーが飛んできた方向に地球があることが
わかったのです。
 
 
 
もどる       TOPへ       すすむ