「危ない生き物が出たら、すぐ戻ってくるポッポ、、」
「ピ〜〜ッ!」
心配そうなポッポ・コバト少佐に頷くと、ピーちゃんは
ぴょんと窓の穴から飛び出し、深々と生い茂る森へ向かって
トコトコ歩き出します。
「ピピ〜?」
ざわざわと風に騒ぐ森の傍らを湖に沿って歩くピーちゃんは、
すぐに転々と地面に転がる果物(らしきもの)に気づき
拾い集め始めました。
眩しく煌く水面に、幹ごと震えるような木々のざわめきに
潜む何者かの気配に気づかないまま・・・
早速見つかった食べ物を夢中で拾いながら、ピーちゃんは
どんどん森の奥へ進んでいきます。
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