ポッポ・コバト少佐の小型宇宙艇が亜空間回廊からの出入りを繰り返し
ながら宇宙を彷徨っているころ、木星軌道付近の小型艇消失地点では
クリス大佐に連れ立って出撃したピヨリーナ6号機、8号機の二人が
テレパシー探知機能を全開にして、小型艇のポッポ・コバト少佐の行方を
捜索していました。
(いた!・・・かすかに隊長の意識を感じるピヨ)
意識を集中しテレパシー感度を上げるため、全身で不思議なフォルムを
描きながらピヨリーナ8号が伝えると、同じようなポーズをとりながら6号
が応えます。
(了解、見つけたピヨ。無意識下でテレポートしたらしい、不規則な軌道を
進んでるピヨ!)
(・・・・待って、この軌道は一見不規則に見えるけど・・・)
(ピヨ〜、ピヨス素数の3次元座標を描くように進んでるピヨ!?)
2人は、ポッポ・コバト少佐救出のための待ちうけ地点をさがそうと、
これまで出現した座標の規則性を、全メモリを使い解析を試みます。
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