「とうとうお茶会についたぴょん!」
 
迷路の庭園をぐるぐると迷い続けたアリスとうさぴーは、ようやく生垣をぬけて
お茶会の会場へとやってきました。
 
「おやおや、お客人。はじめまして、でしたかな?」
 
お茶会の会場では、大きなテーブルを囲んで、妙に目立つネクタイの紳士と、
クマのような人物、それに円筒形のロボットがなごやかに談笑しながら紅茶を
飲んでいました。
 
 
「さあさあ、席につくでやす。お茶はどれでも好きなのをお飲みなせい。」
古風な口調で、ロボットが席とお茶を進めてくれました。
 
「お嬢さん、うさぎさん。君たち野球は好きかい?ボクは野球チームのザ・ビッグメンの
大ファンさ!」
クマのような人物も、ほがらかに挨拶します。
 
「自己紹介しておきましょう。私はいつもは正義の味方をやっている、ライダーという者
だよ。今日は帽子屋役っていうわけです。クマのような彼は、サカサクマ氏。筋金入りの
野球ファンだ。そして、ロボは茶筒ロボ氏。平和を愛する、穏やかなロボット氏だよ。
ほかに、いつもは毛が三本氏と肉桂氏がお茶会の常連さ!」
 
「え〜と、私たちは・・・・」
アリスとうさぴーは、身振りや手ぶりを交えながら、ここへ来たいきさつを話します。
 
 
 
 
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