「ところで、帽子屋さんはどこにいらっしゃるのでしょうか。」
 
アリスが尋ねると、傍らのカルタ兵士がお城の裏を指さして答えます。
 
「帽子屋殿なら、ちょうど城の庭園でお茶会をなさっています。今なら
お茶会にもご一緒できるでしょう。」
 
アリスとうさぴーは、早速お城の庭園へ行ってみることにしました。
 
 
「わあぁ!庭園全体が、迷路のようになってるぴょん!!」
 
うさぴーの言う通り、お城の庭園は背丈をこえる高さの生垣でできた
大きな迷路になっていました。
 
「ずっと向こうに、帽子が見えるわ。きっとあそこで帽子屋さんたちが
お茶会をやってるようね。」
 
「オッケー!ボクにまかせるぴょん♪」
 
かけだすうさぴーに、アリスは注意します。
 
「まって、うさぴー。ここは慎重にね!全体感を見失っちゃダメよ。」
 
 
 
 
 
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