ガチイイイイイイン!
 
クリス大佐の鋼鉄の頭は、金属的な響きを上げて勢いよくうさぴー少佐のヘルメットに激突
しました。
 
「ぴぎゃ〜〜〜〜!!」
 
うさぴー少佐は、射出されたピンボールのように彗星丸の屋根から遠ざかって行きます。
 
 
ちょうどそのころ、地球艦隊とピヨピヨ艦隊の前哨戦で特設巡洋艦を撃沈され、火星基地へ
内蔵ロケットを使って自力で帰還中だったアリス大佐は、ようやく地球艦隊本隊に接近した
ところでした。
 
「わあ!うさぎさんだわ。こんな宇宙の真っ只中を、なぜ一人で漂ってるのかな、、」
 
アリス大佐は、視界を横切っていくうさぴー少佐を発見して、訝しげに見つめます。
 
「アーーーー!星姫さま、女王様のところに行かなくちゃ!女王陛下バンザイーーー!
ていうか、ボクと契約して魔法少女にならないかーーーーーい??」
 
「・・・混乱して、通信が意味不明だけど、助けなきゃ。
 
アリス大佐は、宇宙を駆け抜けていく謎のうさぎを追いかける事にしました。
 
 
 
 
もどる       Topへ      すすむ