彗星丸の屋
根の上では、ク
リス大佐と星
姫さまの戦いが続いています。
ヴウ
ウウウウン・・・・
クリス大佐の光子エネルギー
サーベルのエネルギー・インジケーターが
急に点滅し始めると、星姫さまの重力刀と激しく切先を交えていたサー
ベルの刀身部分が、
だんだんぼんやりと出力が下がっていき・・・・ついに
サーベルの柄の部分だけになってしまいました。
「ウウ・・・・クッ!」
サーベルのエネルギー切れに
気づいたクリス大佐は、思わず小さく叫び
ます。
「どうやら、そちらの武器は燃料切れのようね。」
星姫さまが重力刀を高くかざすと、パチンと一瞬で、重力刀は元の
扇子にもどり
ました。
「さあ、こちらも丸腰で
す、、クリス大佐、いざ!
かかって参られよ」
クリス大佐も、すぐに突撃艇から彗星丸の屋根に飛び移り、星姫さまに
向かって身構えます!
「ロボット軍人ノ私ニ、格闘戦ヲ
挑ムトハ笑止千万。後悔シナイヨウニ
今ノウチニ、シカト心ノ準備ヲナサレヨ。」
星姫さまと戦ううち、なんとなく蓬莱調になってきた口調
で、クリス大佐
が応えます。
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