「蓬莱市のお店では、どんなものを売ってるぴょん?」
 
うさぴー少佐の質問に、星姫さまはうれしそうに答えます。
 
「そうですね・・・ではごいっしょに、お買いものにでかけましょうか♪」
 
星姫さま、伊19号、はっつぁん、うさぴー少佐、ユウ中佐の五人は、
そろって建物を出発すると、近くのにぎやかな商店街にやってきました。
 
「あ、星姫さま〜!おでかけですか♪♪」
 
商店街を歩き始めるとすぐに、お店の中から声がします。
 
 
「あら、蘭子ちゃん、今日はお店番?」
 
「はい、星姫様。新しいお菓子、入荷してますよ♪あら、そちらは
お客様ですか。お菓子やプラモデル、いかがでしょうか♪♪」
 
中学校の制服らしい服装の、めがねの少女に勧められるまま、
一行はお店に入ります。
 
「わあ、お城宇宙船のプラモデル、超かっこいいですね♪」
 
「数字の書いてある箱は、クジだぴょん♪わ〜い♪♪」
 
ユウ中佐もうさぴー少佐も、童心にかえって大喜びです。
 
「ボクは、めんこお城のプラモデルをくださいぴょん♪」
 
「わたしはキャラメルを・・・あ、でも地球のお金、使えますか?」
 
「もちろんです♪地球のお金も、火星のお金だって使えます♪」
 
蘭子ちゃんの返事にとてもうれしくなったふたりは、あと酢コンブ
ガムと、厚紙の宇宙船も買いました。
 
 
 
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