「さっきから気になってたんだけど、この星の建物や、みなさんの衣装は確か
に地球の某国風だけど、なんとなくこの蓬莱市独特な感じがするぴょん。」
うさぴー少佐の疑問に、星姫様はにっこりとうなずきます。
「私たちの衣装は、蓬莱市創建の時に乗員の人々が着ていた服、地球軍の
宇宙戦闘服が少しずつ変化して、現在のようなデザインになったのです。
最初のころは、いろいろな機器や配線が施された宇宙服そのものだったよう
ですが、気に入った着こなしを工夫するうち、持って生まれた感性でしょうか・・
時代を経るごとに、どことなく故郷の伝統的な衣装のシルエットに近づいて
いるのかもしれませんね。
私のこの衣装も、デザインはともかく機能的には宇宙服ですので、ヘルメット
さえかぶれば、このまま宇宙空間に飛び出して行くこともできるんです♪」
「わあ、私たちが今着てる宇宙戦闘服も、地球軍伝統のものなんですよ♪」
ユウ中佐とうさぴー少佐は、長い年月のあいだに独特の発展をとげた星姫様
たちの衣装に、びっくりすると同時にとても親しみを感じました。
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