こうして、力を合わせてL−25号とピヨリーナちゃんの救助
成功させた地球軍とピヨピヨ軍の間には、お互いに信頼関係
が生まれ、そのまま和平条約の締結に成功したのです。
 
 
宇宙空間のピヨピヨ艦隊に地球から燃料補給を続けながら、
ピヨピヨ人たちの空中都市・新ポリスを地球上の各地に建設し、
3003年から3013年までの10年間で、ピヨピヨ星人を全員
受け入れる計画です。
 
未来の地球は、3003年の今よりも、もっとずっと活気と多様性
あふれる惑星になることでしょう。
 
そうそう、月面基地からL−25号とピヨリーナちゃんを迎えに出動したミャア少佐たちシャトル乗員には、全員にゴールド桃十字勲章が授与されました。

その後ミャア少佐は、地球艦隊司令部や宇宙戦艦艦長等を歴任したのち、元帥にまで昇進するんです。

 
一方、地球に移住したピヨリーナちゃんは、頭部に付いていた武装を撤去して、歌って踊れる巨大ロボットとして世界各地はもとより、月や火星、金星都市でも大活躍しました。

愛くるしい笑顔とおちゃめな性格で、その後何世紀にもわたってピヨピヨ星人にも地球人にも、愛され続けたのです。

  
 
宇宙漂流編・完
 
 
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