お互いにフルパワーで押し合うL−25号とピヨリーナちゃんは、
推力がそれた方向にぐんぐん加速していきます。
 
「わあ〜!!ウサピー少佐、前方に惑星が!!」
 
「だいじょうぶ、なんとか衝突は回避するぴょん!」
 
名前もよくわからない惑星に接近した2機の巨大ロボットは、
惑星の重力に引かれてさらに加速すると、猛烈なスピードで
宇宙空間をなおも突き進んでいきました。
 
 
「L−25号ノすぴーどハ0.4光速ニ達シテナオモ加速中デス」
 
小惑星や隕石の脇をすりぬけるたびに、とてつもないスピード
加速していくL−25号とピヨリーナちゃんを、L−25号に搭載
されたカメラを通じてモニターしている輸送艦アンデスの両軍
将兵は、食い入るように見つめ続けています。
 
 
 
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