同じころ、ここはサハラ砂漠南部の磁気嵐発生装置建設現場。
急遽火星基地から呼び寄せられたやどらんといや〜ん司令が
工事の進捗状況を真剣な表情で見守っています。
 
「電磁要塞バベル01。ひとたび稼動すれば、地上と地球周辺の
電波兵器、通信装置、磁気記憶装置、電磁系モニターなどが
全て障害を起こす31世紀のバベルの塔だパオ。」
 
「建設ロボット総動員で24時間体制で建設して、現在おおむね
40%の進捗率だネ。インドより西のヨーロッパ・アフリカ全土か
らの送電ケーブルは、あと4時間で開通の予定になってるよ!」
 
 
「サハラ南部のここバベル01、マレー半島のバベル02、アマゾン
源流のバベル03の3基で地球全周をカバーするんだゾー。1層でも
2層でも、コイルが完成した部分から稼動できるようにしないと間に
あわないパオ・・・」
 
「だけど、ピヨピヨ星人って宇宙の難民のヒトタチでしょ?地球にイッ
ショに住めないの?」
 
「話してわかるかどうか不明な相手が、力ずく覚悟で迫ってるんだゾ
ー!ボクは責任上、相手の第一撃を防がなくてはならないパオ。」
 
その時、やどらんといっしょに火星基地から戻っていたアルバイトの
ランちゃんが2人に向かって叫びました。
 
「地球艦隊の先鋒がピヨピヨ艦隊と接触しました!とうとう始まるわ・・
 
 
 
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