脱出ピヨ!
ピヨピヨ星人コマンド部隊は作戦の失敗を悟ると、大急ぎでコクピットを
ピヨリーナちゃん本体から分離し、衛星軌道上の母艦へ帰って行きます。
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「じゃあ、ワタシも船に帰るピヨ・・・」
ピヨピヨ星人たちは地球侵略を放棄し、再び長い航海に出発するようです。
母艦にもどるピヨリーナちゃんに、潤子ちゃんたちは大きな包みを持たせて
やりました。
「ウン、元気でね!おみやげの粟はみんなで食べてね。あと、燃料用の
重水素と3重水素は、海水から好きなだけ持って行っていいからネ。」
「ありがとう潤子ヘヴン・・・。いつかキット、お礼に来るピヨ。」
ピヨリーナちゃんはペコリとおじぎをすると、空の彼方へと帰って行きました。
夕焼け雲の彼方をいつまでも見つめる潤子ちゃんに、ぽぽりんといや〜ん
司令が語りかけます。
「潤子ヘヴンの活躍、ワシも見たかったのう。もう一回やってくれんかの?」
「一回ヘヴンになると、シバラク停電するからダメだゾー!」
ちょっと泣きそうになっていた潤子ちゃんは、明るく笑ってふり向きます。
「いつかまた、地球がピンチになったら。そのときは・・・ネ♪」
平和がもどったイヤポポリス市を、宵闇が静かに包んでいきます。
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