待ってくれたまえ、ぴよ〜〜!
 
 
ノウシントウをおこしてユカに落下したピヨピヨ星人たちを捕らえようと、ぽぽりんが駆け寄
ると中央制御室の一角にヒトキワ立派なピヨピヨ星人がテレポーテーションしてきました。
 
おお・・・アナタはどなたぢゃ・・・?」
 
相手の威厳に気おされて思わずヘリクダルぽぽりんに、立派なピヨピヨ星人は穏やかに
語りかけてきます。
 
「私は神聖ピヨピヨ帝国皇帝、ピヨ〜8世だぴよ〜。」
 
「コ・・・皇帝陛下ピヨッ!!」
 
意識を取り戻したピヨピヨ星人たちはピヨ〜8世に気づくと、一斉に臣下の礼をとります。
 
 
「この方がピヨピヨ皇帝・・・」
 
いや〜ん司令と潤子ちゃんも幻術が解けて、ピヨ〜8世に仰天しました。
 
「申し訳ない・・はじめから皇帝自身がお願いにこなければならなかったのですぴよ〜。
我々は母星を失って以来宇宙を旅するあいだ、知性ある生き物にホトンド出会わなかった
ため地球人を見くびってしまっていましたぴよ。どうか許してほしいのです、ぴよ〜〜」
 
「ぱお〜!じゃあ、地球侵略はあきらめるの?」
 
「いや〜ん司令、我々は真に困っているのです、ぴよ〜〜。どうかこの星のどこかに移住
させてもらえないだろうかぴよ?無理ならせめて次の航海のための食料・燃料を補給さ
せていただきたいのです、ぴよ〜〜」
 
異星人同士の戦いに、ひとまず和平が成立しそうな様子に、地球防衛隊の3人は顔を
見合わせてホッとしました。
 
 
 
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