「ぽぽりんサン、ぽぽりんサン!しっかりしてください!!」
 
おお・・・  ママ?  ワシ、生まれてきたんぢゃ・・・ママ!
 
「ああっ!ぽぽりん、ボクらたすかったみたいだよ!!」
先にめを覚ましたやどらんは、自分たちが火星基地に戻って
来たことに気づいたようです。
「中尉さんがボクらを助けてくれたの?」
 
「ハイ・・・。カメ3号で待機していたら、無線機小鳥の囀り
のようなものが受信されて・・・。心配になって来てみると、
みんな樹と一体化しちゃってて・・・。夢中でタキオン粒子
ピストルで根っこを切断したら、みんな生気を取り戻したん
ですよ!」
 
「そう・・・はなぴょん『カラダはもとに戻せるぴょん』って言った
もんなあ」
 
ラセン中尉に、はなぴょん本体との連結を強制的に解除された
4人の、奇妙な時間旅行はおわりました。まだマドロミの中の
ぽぽりん、潤子ちゃん、ランちゃんもじきに目覚めるでしょう。
 
 
もどる       Topへ       すすむ