銀河系の中心に向かってしばらく飛行すると、蒼く美しい星が見え
てきました。
 
「まるで海の底みたいな街ね。はなぴょん、ここはなんていう街?」
 
「ここはみなさんの住む銀河系の首都、リューグ市だぴょん。中央
の大きなビルが、銀河政庁リューグ城ぴょん」
 
「だれか手をふっちょるが?ハテ。地球人のようぢゃが?」
 
「あの方は、ここ数千年地球代表をつとめておられるウラシマ大使
だぴょん。地球に漂着した亀甲型宇宙船を、救助した功績で
大使に任命された、偉い方と聞いているぴょん。」
 
「ええ~?そうだったのか。ボクらウラシマさんはただの伝説と思っ
てたよ。今も竜宮城で、大使の仕事をしてたんだね。」
 
「着陸してみるぴょん?」
 
「ウラシマ大使には聞いてみたいことが山ほどあるけど、ワシ政庁
とか緊張するけえイヤぢゃ。ウラシマ氏への挨拶に、上空を3回
旋回して、先へ進もう。」
 
 
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