勝負あり! 
  
対戦は、星姫さまの圧勝に終わりました。
 
 
「後北条元帥、なかなかみごとなお手並み、とくと拝見しました。」
  
「くうぅ・・・・」
 
絶対に負けてはならない戦いに敗れた後北条元帥は、ただうつ
むいて唇をかみしめます。するとそのとき・・・・
 
 
「元帥、扇子はいかがですか〜♪」
 
「蓬莱市特産の、重力を自在にコントロールする、刀にも傘にも
なる扇子はいかがだぴょん〜♪♪」
  
無線機から、ユウ中佐うさぴー少佐の、明るい声が飛び込んで
きました!
 
  
「おおぉ・・・ 君たちはその扇子を、いったいどうやって・・・・??」
  
「宇宙超特急彗星丸で、おみやげとして売ってたんだぴょん。量産
品だけど、性能は星姫さまのとかわらないぴょん♪♪」
  
後北条元帥の表情が、みるみるうちに感激と安堵でほころんでい
きます。
 
 
 
 
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