「ピヨピヨ??」
 
画面には、ちょうどぽぽりんが制作している「潤子の変な旅」の
物語の一場面が表示されていました。
 
画面の中のピヨリーナちゃんも、ちょうどぽぽりんの画面をのぞき
こんでいる場面で、その画面のピヨリーナちゃんもやはりぽぽりん
の画面をのぞきこんでいて、その中のピヨリーナちゃんも・・・・・
合わせ鏡のように、無限に同じ場面が映しだされています。
 
「ピヨ〜、、すいこまれそう、っていうか飛び出て来たっていうか、
変な感じだピヨ、、」
 
 
「おおお、ワシにも状況はようわからんけど、どうやらこの画面を
中心として、物語の時空間と21世紀のリアル世界がリンク
ちょるのかもしれんの。」
 
ぽぽりんも、自分でも気づかないうちに画面の中のぽぽりんと
同じポーズをとりながら、不思議そうにつぶやきます。
 
「そうだ、わたしたちにも物語を描かせてくれないピヨ?なんだか
超興味しんしんだピヨ♪♪」
 
「うん、ちょこっと描いてみるかね。」
 
ぽぽりんからパソコンのマウスをわたされたピヨリーナちゃんは、
さっそく画面に向かって絵を描き始めました。
 
 
 
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